練習って毎日コツコツ積み重ねていかないと、楽しくなくなり、離れていくことになるものかもしれない。
子供にとって練習って、幼少の頃は友達と遊びたい欲求も満たされないことになるし、そもそも何時間も座ってる事自体しんどいし、中高になっても大なり小なりいかにしてサボろうとか頭の片隅にあるのではないかしら?
私はそんな時期あっかな。
でも、練習はコツコツ毎日続ける事が大切で、ピアノの練習は習慣だと思います。
「1日練習サボったら3日後退する」と昔よく言われて、「1日が3日ってどういうこと?1日は地球がひっくり返っても3日にならないやん。」って子供ながらに全然意味わからないとか思ってたけど、まず手が鈍る、そして練習の思考も鈍る、それが病気や何らかの理由でたまの1日ならそんなに悲劇的ではないけど、それが頻繁だと大変。
思い通りに弾けないとますます練習は楽しくなくなり遠のく。この図式です。
毎日積み重ねることで得られる「目標課題を立てて少しずつ達成する感覚」「練習したことによって得られる充足感」ってあります。
「頑張った1日」勉強であれ、ピアノであれ、スポーツであれ、自身が取り組んでる物事に目一杯打ち込んでるときはエネルギーに満ち溢れて、1日終えたら清々しい気分ですよね。
それに引き換え「だらだらしてしまって、やるべきこと残して終える1日」自分に対して後ろめたくなったり、モヤモヤした気持ちで終える1日。
どちらで積み重ねていくかで、人格形成にも関わってくるかなと思います。
そんなこともあり、生徒に「練習のススメ」をそれぞれその子の置かれてる状況や性格を見て話すのですが、それぞれのできる中で試みて練習を毎日することで得られる感覚を実感してるようです。
小学生の子とかはキラキラした表情で「練習してて、こここんな風に弾いたらどうかと思うねん!」とか練習の中でいろいろ試して、楽譜から読み取って生まれたアイディアなどどんどん出してきてくれて、自発的な練習レッスンとなってきたなと変化に嬉しく思うこともあります。
練習は裏切らないし、ピアノは心を傾けたらいつも寄り添ってくれる。
そんな存在だと思うので、どんどんピアノと仲良くなっていってほしいです(^^)
これまでの努力が実を結び
志望校の京都市立芸術大学合格しました。
合格発表の日はドキドキ
再び受験生の日の朝を思い出しました。
結果発表の日、
お礼参りに北野天満宮へ行った生徒が
私が好きな粟餅を買って届けてくれました。
通り道でもなんでもないこの山奥まで
喜びいっぱいのいい表情を届けにきてくれて
心から嬉しかったです。
これまで食べた粟餅より特級に美味しかったことは言うまでもありません。
合格の報告の電話で、昨年約束していた「合格したら飛騨牛ビーフシチューでお祝いしよう」の計画を早速立てて、生徒ご両親と供にお祝いの食事会も致しました。
トマトの中に食感の違ういろいろなもの詰めて
(アボカド・じゃがいも・えび・トマト・スナップエンドウ・ディル・サワークリーム)
サラダ
(レタス・ベビーリーフ・トマト・マッシュルーム・卵・スナップエンドウ・オリーブ・玉ねぎ・イタリアンパセリ)
飛騨牛ビーフシチュー
赤ワイン2本コトコトコトコト煮込みました。
いちごとヨーグルトのムース
春らしくピンクのラナンキュラス
今年は関わった子たちが、高校大学と希望の場所への進学が決まり、喜びを共有させてもらえることができました。本当におめでとう。
これから歩む音楽の道のり、様々な出逢い、そして経験があると思います。
嬉しい時もしんどいときも、ふと思い出して会いに来てくれたら話し相手になります。
関わった子たちは皆尊い存在です。
ピアノを教えてることで何が幸せかというと、これから夢いっぱいに羽ばたいていく子たちを見ることができる楽しみ。素敵な楽しみです。
幼稚園、小学生の子達とも将来の夢について話すのも、とても楽しいです。
いつまでも夢、目標を持って頑張っていってほしいです。
最後にもう一人の大学合格祝いのティーパーティーの写真を。春らしくピンクでまとめました(*^^*)
もうじきリフォームに入る自宅。
長年お世話になったキッチンとの時間もあとわずか。4月くらいからはあと少しという感傷的な気持ちでキッチン立ってました。
ガスオーブンではクリスマスやホームコンサートの時にはたっくさんお菓子も焼きました。
お祝いのためのお菓子を作るのにも大活躍してくれました!今までありがとう。
ベーゼンドルファーのピアノを
オーバーホールに出しました
低弦がもう限界だとのこと
そして高音域も調律してもすぐ狂い始めてきた
タッチも硬い感じになってきていた
まだいける感じもあるのでタイミング悩んだけど
自分の年齢を考え
また楽器が毎年値上がりするように
オーバーホールも年々上がってます
そんなこんなで今かなと踏み切りました
いい状態をもう一度いま手にして
ここから育てていこうと
おそらく私がする初めてで最後のオーバーホール
昨日は1日いろいろな想いで弾いてました
20年間ずっと一緒で
たくさん学ばせてもらい
また哀しい時には寄り添い慰めてくれました
消耗部分の総取り替えになるので
ボディ、鍵盤、ペダル以外はお別れです
朝からなんだか切なく心の中で泣いていました
いまも心ざわざわ
今日から5ヶ月間離れ離れ
手放したわけではないのに
こんな気持ちになるなんて
自分の楽器を事情あって手放すって
相当辛いだろうな
またどんな子になって帰ってくるか
楽しみ、不安、期待、怖さ
いろいろ入り混じって複雑ですが
きっと大丈夫
ポッカリと空いたピアノ部屋を見ると
なんだか切ない
しばらく寂しさに慣れるまで
時間はかかりそうです
作業が始まったらまた
ちょくちょく会いに行きます